インターネット広告事業において国内ナンバーワンの販売額を誇るサイバーエージェント。成長意欲の高い20代の転職者の方々から人気を集めている企業の一つです。私たちコトブックは、「株式会社サイバーエージェント」をはじめ「株式会社CyberZ」「株式会社CyberACE」などサイバーエージェントグループに毎年10〜15名の転職者を送り出しています。こうした実績は、8年以上にわたってサイバーエージェントで実際に働いてきた私自身の経験に基づいています。
私自身が新卒でサイバーエージェントに入社。アカウントプランナーを経て営業組織のマネージメントに従事し、採用や選考にも携わってきました。当時一緒に仕事をしていた仲間や後輩が、現在ではサイバーエージェントで採用責任者などを務めており、離職後もずっと彼らと密に連携しながら、採用活動のお手伝いをさせてもらっています。
「カルチャーや業務内容を細部まで理解している」「採用や選考を熟知している」「現在の事業責任者や幹部クラスの悩みに共感している」、そんな私だからこそ話せる「サイバーエージェント内定への道」を、本稿では3つのステップに分けてご紹介していきたいと思います。
執筆者の会社紹介コトブックは20代若手優秀層に特化した人材紹介エージェントです。サイバーエージェント、リクルートを始めとしたメガベンチャー、コンサルティングファーム、Saas系企業など若いうちから意思決定機会が多く、成長している企業の紹介を得意としています。キャリアコンサルタントも各社の出身者で形成しています。
戦略子会社であるCyberACE社からは最優秀エージェント賞をいただき、サイバーエージェントグループの広告代理事業部門に多くの候補者を輩出しています。
サイバーエージェントは「素直でいい人を採用する」という採用モットーをベースとし、そのうえで候補者自身の「これまでの仕事での定量成果」と「サイバーエージェントへのカルチャーマッチ」の大きく2点を選考のポイントとして重視しています。
定量成果については、営業職であれば、例えば「全社MVP」「◯ヶ月連続達成」「同期内最速昇格」といった、会社への業績インパクトをしっかりと残している方は選考合格の可能性が高くなります。上記のような結果を残している人は、(意識的か無意識的かは人によりますが)他者がやっていない工夫・努力を必ずしています。ただし、その工夫・努力について、具体的に「何を意識してどう行動してきたか」を言語化することが大事です。言語化は、端的にわかりやすく相手に内容を伝えられる力であり、コミュニケーションを生業としていくインターネット広告業界において、とても大切なスキルの一つです。
一方で、目に見える業績を出せていない方でも、会社や事業への貢献を示せる事実がある、或いは結果が出ていなかったとしてもプロセスとして結果に結びつけられるような動きができている人も合格に繋がっている実績があります。例えば目標達成率が90%だとしても、非常に厳しい環境や難しいクライアントに対して向き合ってきたような方もいらっしゃるかと思います。単純な定量成果ではなく、定量成果を出すための向き合い方が求められているのがサイバーエージェントグループの採用選考の特徴です。
カルチャーマッチは、様々な質問を通して確認されます。サイバーエージェントには、チームワークを大切にし、仲間と尊重しあい、ひとりではできない大きな目標をみんなで達成するという風土があり、その目標を達成した暁には、チーム全体・会社全体で称え合うというカルチャーが根付いています。そういった中で働くことが、候補者自身の価値観や志向とマッチするかを見極めていくというわけです。
半期に一度の全社グループ総会では表彰式があり、新人賞、ベストプロジェクト賞、社長賞など様々な表彰が行われます。社員は皆、その壇上に立つことに憧れ、目指します。そして壇上に上がった方のほとんどが喜びの言葉のほかに、上司・先輩・同僚などチームのみんなに感謝の言葉を述べています。こうした「称え合う風土」をより高められる人材か、それともブレーキをかけてしまうような人材か、という部分は非常に強く見られている選考ポイントになります。
また、二つの採用ポリシーに加えて、当然ながら「入社後に成果を出せる人材か」は選考で確認されるポイントになります。私自身がサイバーエージェントに長く所属し、そして社内でよく使われる言葉を踏まえて「サイバーエージェントで活躍できる人の共通項は何か?」を考えた時に、そこには3つのポイントが挙げられます。 ・自走力 ・巻き込み力 ・自ら限界を設けない
「自走力」とは「ルールに則ってやるよりも自分で考えて行動できる」といった力です。常に新しいことにチャレンジするデジタルマーケティング業界には、「正解がない」と言えるようことがたくさんあります。「クライアントにどこまでも寄り添い、クライアントのためになることを徹底的に考え抜いてやり遂げる」であったり「チームの目標達成が厳しいときに自分に何ができるかを追求し、自ら動いて貢献する」といったことなどが、自走力が強い人の行動として挙げられます。
「巻き込み力」は、大きな目標を達成するうえで、絶対と言っていいほど必要となる力です。自分だけでは困難な課題に立ち向かう際、上司や、時には役員までも巻き込むことが大事になる場合があります。そんな時には遠慮せず、クライアントのため、会社のためになることなら、厭わずに行動することが、結果を出すための最短距離となります。
そして「自ら限界を設けない」についてですが、サイバーエージェントの社員にとって、大きな気概を持って目標を達成することは当たり前だと考えられています。ですからサイバーエージェントの選考に臨む際は「中長期的に何を成し遂げたいか」「どんなチャレンジをしたいか」ひいては「なぜそれをサイバーエージェントで実現したいのか」といったことを話せると、より良くなります。
こうした素養を備えている、或いは入社後に発揮している仲間たちは若くから次々に挑戦の機会を得て、現在も活躍をしています。私自身もその中で共に切磋琢磨しながら、サイバーエージェントという会社の面白さや強さを目の当たりにしていました。サイバーエージェントへの転職を目指すなら、この「自走力」「巻き込み力」「自ら限界を設けない」をぜひ強く意識しておいて頂けると良いのではと思います。
実際に勤務されていた金子さんだからこそ知り得るエピソードと面接フィードバックに基づいた対策は本当に助かりました。入社後の自分の姿をリアルに想像でき、内定を頂いて実際に働くようになった今も、ギャップはほとんどありません。
「コトブックさんが企業人事?」と感じるほどサイバーエージェントとの繋がりや企業理解が強く、HPなどでは知り得ないような深い企業情報も教えてもらえ、また、私を推薦してくれる力も他社とは圧倒的に違ったと感じています。
転職動機から志望理由までを「点」で考えるのでなく「線」で繋がるように支援いただけ、ロジカルな思考力が短期間で身につきました。他社と比較して、担当者の熱量とコミュニケーションがスムーズな点が素晴らしかったと感じます。
面接対策では想定質問が的確なうえ、私自身がアピールしたい内容と企業側の重視ポイントとをマッチさせ、面接での表現の仕方を一緒に考えてもらえました。候補者一人ひとりに伴走してくださる支援の仕方がとても良かったです。
毎回面接前に面接対策をして頂けたのが助かりました。自分がアピールしたい実績について「なぜそれが実現できたか?」と深掘りすることで、論理的に考えて話す力が養えたと思います。おかげで面接本番では自信を持って話せました。